面接対策
就職や転職で重要なのが、面接です。準備は大丈夫ですか? 当日の流れや服装、面接のポイントなどをおさらいをしてみましょう。
当日の流れ
服装について
面接を受ける企業へは、スーツでの訪問が基本です。でも、「スーツは着慣れない……」という方も多いですよね。どんなところに気を使うべきか迷っている方のために、印象アップに繋がる身だしなみのヒントを伝授いたします。
面接官は、あなたの服装を見てきちんとしている人かどうかをチェックしています。きちんとした状態でないと「社会人としてしっかりしていない人」という誤解を与えてしまい、もったいないですよね。そのためにも、スーツ選びは重要です。専門店で購入し(ショッピングモールなどでOK)、自分に合ったサイズを選びましょう。
外から見えない小物は百円均一で購入するなど、メリハリをつければ予算内であなたに合ったスーツが見つかるはずです。
清潔感がある見た目に
仕事をしていくうえで清潔感のある方は、同僚や上司、ご利用者様などから好まれるものです。フケや寝癖、靴が汚れてるといったマイナスな印象を相手に与えないようにしましょう。
身だしなみで失敗してしまうと、せっかくのあなたの長所がアピールできずに終わってしまうかもしれません。長所を評価してもらうためにもしっかり準備して本番に挑みましょう。
身だしなみやマナーのNGポイント
- 長すぎる爪
- 靴がサンダル、スリッパ、ブーツ
- ニオイが強い香水
- 指輪(結婚指輪を除く)、大振りのアクセサリー
- ジーンズ等のデニム素材
- ナチュラルではないヘアカラー
出発前に最終チェックする持ち物のリスト例
- □履歴書・職務経歴書などの提出済み応募書類のコピー
- □求人情報・募集要項のコピー、会社案内など
- □筆記用具(ペンやメモ帳)
- □スマートフォン、携帯電話
- □応募先・採用担当部署の電話番号、担当者名のメモ
- □腕時計
- □現金
- □ハンカチ・ティッシュ
- □雨具
面接でやってはいけない、立ち居振る舞い
- 視線をそらす
- 手遊び
- 仁王立ち
- 椅子の背にもたれる
- 前かがみになる
- 足を小刻みに動かす
- 必要以上に顔や髪の毛を触る
面接のポイント
面接本番でよく聞かれる、または押さえた方が良い質問について解説いたします。
- ①自己PRを考えよう!
- 面接でよく聞かれるのが、あなたの自己PRです。これは面接の中でも最も合否を左右する質問事項と言ってもいいかもしれません。これまで何をしてきたのかや趣味・特技等を伝えていきましょう。
- ②当社を志望した理由
- 数ある企業の中で志望した理由や決め手は何なのか? ここがはっきり伝えられると、採用担当からのあなたに対する評価が高くなるでしょう。
- ③自分の長所・短所
- 自分に合った仕事を探すには、自分の長所(強みや能力)を把握する必要があります。企業は応募者が「どんな人か」を知った上で合否を決めます。面接の準備では、自分のことを相手に良く知ってもらうために自己分析が大切となってきます。また自己分析については、あなただけではなく、両親や職場の同僚など身近な人から「長所・短所」を聞いておきましょう。
- ④採用するメリット
- 自分の長所・短所をしっかり分析できれば、採用するメリットも説明できるようになります。長所をより具体性を出しながら話していくことが大切です。例えば、「施術だけでなく、前職では営業資料のデザイン作成も担当しておりました」など、他のマッサージ師には無い付加価値を採用担当へ伝えることができれば、評価も大きくプラスになることでしょう。
よくある質問
Q.なぜこの業界を目指したのですか?
A.理由が明確であれば、就職への意欲・施術への熱意が相手に伝わります。資格取得を目指したときの気持ちを思い出してみましょう。
Q.なぜ当院で働きたいと思いましたか?
A.既存スタッフさんとあなたが一緒に長く働けるかを確認しています。具体的な志望動機を伝えるためにも入念なリサーチが必要です。
Q.アルバイト(他業界での就職)経験はありますか?
A.どんな姿勢で仕事に取り組んだのかを知るための質問です。仕事で心掛けていたことや、施術業界で活かせるポイントを考えましょう。
Q.将来の目標や夢はありますか?
A.「目標が明確な人は、そこに向かって日々の業務も頑張ってくれそう」と考える方が多いようです。「開業・独立したい」など、夢や目標を明確にし、そのためにこの院でどのように頑張るかしっかり考えて答えましょう。
Q.整骨院などへ行ったことはありますか?
A.業界への就職を考えているのに、行ったことがないと本当に就職したいのか疑問を持たれます。行ったことが無い人は、面接までに施術を体験してみましょう(面接予定の院は控えましょう)。
Q.前職の退職理由は何ですか?
A.前職の不満を言うと「入社後にも不満を言うかも」と悪印象になる場合も。退職理由だけでなく、未来への意気込みも伝えましょう。
評価が低くなる質問・要望
■僕は○○しかやりたくないんですけど、いいですか?
■(受付終了が20時の院で)残業はしたくないです。
■(シフト制の院で)毎週日曜日はクラブ活動のため、固定でお休みにしてもらえますか?
「あなただけが働きやすくなる要望」を面接で伝えるのはNG! 1人の社会人として、ご利用者様のために、スタッフの皆さんと協力する意識を持ちましょう。
また、「質問はありませんか?」と聞かれたときこそ、頑張る姿勢をアピールするチャンスです。無い場合は、興味がないと判断されてしまうことも……。質問を用意し、熱意を伝えましょう。「ご利用者様のため、院のために成長する」という姿勢をアピールできると良いでしょう。
面接の要注意ポイント
- ①予定時間に遅刻をする
- 予定の時間までに会場に来る。この約束の時間を守ることは、社会人として最低限のマナーです。
- ②挨拶がまるで無い
- 挨拶のとき、顔が正面を向いていない、声が小さい。これらは本当に働く気があるのかと疑われてしまいます。とにかく笑顔と明るい表情を意識することが大切です。
- ③ニオイが強い
- 口臭や体臭などが強いと、マイナスな印象を与えてしまいます。面接前にはニオイ消しのスプレーや歯磨き、ミントタブレット等で口臭ケアをしたうえで面接に臨みましょう。あなたがどんなに優秀な方であっても、ここで不採用となってしまってはあまりにも勿体ないです。